地球へ…と風と木の詩
地球へ…と風と木の詩とが同時に連載されていたのは、かなり驚きに値することだと思います。
どちらも人間の根源的なものを問う作品でありながら、片や何千年も未来を舞台にしたSF、片や100年以上昔のフランスを舞台にした恋愛ものと、対照的ですからね。
竹宮恵子さんはこの二作を同時進行させるのに、どのように頭を切り替えていたのでしょう。本当に天才としか思えません。
でも実は私は風と木の詩、少し苦手でした。
地球へ…を読んだ流れで必然的に、当時風と木の詩も読んだのですが、粗筋くらいしか覚えてません(^_^;)
ジョミーが人間の可能性と良心とを信じてひたむきに突き進むのに対して、風と木の詩は退廃的、耽美的なストーリーで、しかも登場人物たちが歪んだ愛情で互いを支配するという展開が、私には重すぎました。
主要登場人物の中で支配することが愛情ではないと知っているのは、セルジュだけなんですもん。
そういえばセルジュ、テレビアニメに出ていてびっくりしました。生粋の軍人を演じていた(?)のには、ちょっと違和感を感じましたが…
マツカがやけに女性的で可愛かったのはやっぱり、テレビアニメのスタッフが、マツカにジルベールの印象を重ねていたからなのでしょうね…
ラベル: ジョナ・マツカ, ジョミー・マーキス・シン, 風と木の詩


2 件のコメント:
セルジュだったんですか。そういえば似ていますね。「風と木の詩」は私もちょっと苦手です。ジルベールがあまりにもかわいそうなのでつらくなるからです。
でも登場人物はそれぞれの個性と人生がていねいに描かれていて素晴らしい作品だと思います。名作ですし竹宮先生の代表作です。
セルジュはその主人公です。端役でもピアニストとして出演するならわかりますが、軍人なんてイメージとぜんぜん違います。キースに重用されているマツカにそのことでいやみを言っていましたが、セルジュはそんなことしません。
手塚作品でよくみるスターシステムを真似たのでしょうか。それをするにはキャラクターに愛情がないといけませんよね。
「風と木の詩」でセルジュのライバルでオーギュっていう不気味な人がいます。「地球へ…」の方が読んだのが後なのですが、キースをみたとき顔が”オーギュに似ている”と不謹慎にも感じてしまいました。でも中身がまったく違うので気にしなかったのですが、物語の終盤になると特におじいさん達をいじめている時のいじわるな表情はやっぱり似ています。
TVアニメのマツカって美人ですよね。ジルベール風といわれればそんな感じがします。TVアニメはどうだったかおぼえていませんが、原作ではマツカは家庭内暴力に耐えていました。かわいそうでした。
ということはセルジュはマツカをキースから守ってあげなきゃいけないじゃないですか。なんちゃって。
キースとマツカは夫婦ではないので(^_^;)
家庭内暴力とは言わないような…
キースとマツカの関係は、外で虚勢を張っている男性が、家で彼女や奥さんにだけ威張っているようにも見えなくはないですけど…
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