高梨康治

高梨康治さんの音楽について

地球へ…をTVアニメ化するに当たって、スタッフの方々は、原作通りのストーリーにするのは芸がないと考えたのか、ストーリーに相当な改変を加えていました。

かと言ってオリジナルがああも素晴らしいと、どうやってもそれより良いものは出来ないのですよね。

でもTVアニメで成功だったことの一つは、高梨康治さんの音楽を使ったことだと思います!
高梨康治さんの音楽は、ヴァンゲリスを髣髴とさせるものでした(@_@)

ヴァンゲリスは、炎のランナーやブレードランナーなどの映画をはじめとして、たくさんの映画やドラマのテーマソングを作曲したギリシャ出身の作曲家です。

ほとんどシンセサイザーで作っていると見えるごくシンプルな構成で、主題となるメロディ1種類を発展させて作った音楽は、ヴァンゲリスにそっくりだと思いました。

シンプルで控えめながらも美しい旋律に、時に女性のコーラスが入って切なく、時にギターが加わって感情的にと、とても良い音楽だったと思います。

「冠をいだく者」なんて、メロディの作り方やシンセサイザーの使い方が、炎のランナーそのものでした…きっと高梨さんはヴァンゲリスのファンに違いないと勝手に思ったものでした。

でも一つだけ言うなら、「いだく」は「抱く」と書き、胸に抱くことですが、冠は頭に載せるものですから、正しくは「戴く」と書いて、「いただく」と読むべきなんですが…まっいっか(^_^;)