地球へ…がTVアニメになっていると知ったのは、本当に偶然のことでした。
普段はあまり書店へ行かず、amazonなどで本を買っているのですが、その日は何故かふらっと紀伊国屋に行ったのでした。
そして漫画なんてもう何年も読んでいなかったのに、その日に限って何故か漫画のコーナーの前を通ったのです。
ふと目に付いた、見覚えのある絵の表紙!
それは地球へ…の新装版でした(@_@)しかも、帯には大きく「TVアニメ放送開始」の文字が躍っています!
ちょうど30年前に連載が開始された、この漫画史上に燦然と輝く古典的名作が、今頃になってアニメになろうとは…
地球へ…との初めての出会いもそうでしたが、再会も本当に運命的なものを感じました(ちょっと大げさ?)
他にも荷物があったにも関わらず、3巻とも即買いして帰ったのは言うまでもありません(^_^;)
それが7月末のことだったのですが、私はTVアニメというのが3か月で終わらないものだということを全く知らず、4月から放送が始まったなら、とっくの昔に終わってしまっただろうと思い込んでいました。
だって、普通ドラマは3か月で終わっちゃいますからね…
そんな訳で放送がまだ続いていると気付くまでに、二週間以上を要してしまいました(T_T)
原作がいくら名作とは言え、30年も前のものですから、今読むとかなり古臭く感じる点も多いです。
TVアニメでは、その辺りを現代的に改変して、成功だったと思います。
例えば、30年の間のテクノロジーの進歩ってすごいなあと思うのですが、原作のコンピューターの描写、古いですね(^_^;)
リール状のテープがくるくる回ってたり、紙に穴が開いたのが出て来たり、計器類が全部アナログだったり…スーパーコンピューターはおろか、パソコンさえ無い時代の作品ですから、当たり前ですけど。
登場人物の服装にも、時代を感じます。この頃の未来の服装のイメージというのは、体にぴったりした「全身タイツ」様のものだったんですね。
かと思えば、頭にヒモを巻いたり、やけにヒラヒラした服装だったりと、その頃のフラワーチルドレンとかヒッピーみたいな格好の人がいっぱいいたりして…
TVアニメでは飛行機や宇宙船、機械類も現代的と言うか、未来的になってました。
ミュウの宇宙船だけは、何故か原作にはなかった舵が付いて、レトロな感じになってましたけど…
また、「ESP」という言葉が、現代ではかなり陳腐になってしまっているので、語源は「精神」を意味する「psy」なのでしょうが、「サイオン」という言葉に置き換えていましたね。
地球へ…のTVアニメは、今の子供たちが見ても奇異に感じないような世界観で作られていました。
こんなに古い作品を現代によみがえらせてくれて、そのおかげでカラーのページも再現された本が読めて、本当に良かった(*^_^*)
テラズナンバー5が、原作では頭に変な角の生えた女性型ロボットみたいな物体だったのが、TVアニメではでっかい顔だけ(しかも左右非対称)になっていたのは、どっちもどっちかなと思いましたけど…